アヌシー!
- 作者: ポストメディア編集部
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2017/05/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ピンポンは見た、マインドゲームは昔見た、四畳半・乙女は見てない。
- アニメーションの快楽=「絵が動いて音が鳴っておもしろい」の、いちばんピュアなところにいる男こと湯浅政明。踊りだすオープニングは「こいつやっとるで」の宣言。
- お話はかなり「とりあえずあればいい」の領域、中学生のビルドゥングスロマン、しらけボーイやる気スイッチ入ってよかったね、以上!以上のものはない。
- ボーイミーツガール、だけど恋や愛というよりは喜怒哀楽の「楽」、さらにというより快楽の「快」。
- 異類婚姻譚の構成要素に漏れず最後は「別離」で、楽しい時間はいつまでも続かない、でも忘れない…というのはそうしないとドラマにならないけど、ちょっとさみしい。
- ヴァンパイアものプロットの名残で光が苦手なルーが、けれど最後に壁を壊して、主人公が進む道を照らす光になる、というのは美しいラストですね。
- 既存楽曲、なかでももはやクラシック斉藤和義、の意味するところ、「リアル」の時間経過とのシンクロ、(じいちゃんと)父と自分の地続き感の表現、ミックステープが20年前と今をつないでいる。
- そいでトンネルの向こうには自分たちの未来=夜明けが続いている、という。
- ルーの「すきー!」、「ポニョ、宗介、すきー!」と完全に一致。
- インタビューの「パパはパンコパからの着想」はなるほどー!トトロにしか見えなかったけどむしろそっち。「水没した街」もやはり、ってこれポニョのときと全く同じ感想。
- モンスターライクなパパのありようもまた、グランマンマーレに通じるところもあり。
- 寿美菜子がYUIちゃんの曲が好きなのよ…(こじつけ)
- わんぎょかわいい。
まー下手くそでも、借り物でも、歌をうたうというのはよいことですね。