「メアリと魔女の花」を観てきた
The Art of メアリと魔女の花 (STUDIO PONOC THE ART SERIES)
- 作者: スタジオポノック
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/07/27
- メディア: 単行本
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マーニーの感想の時も思ったけど、米林監督作品の好きなところって「カオナシ的・他人の心のわからなさ」にあると思っていて、メアリも前半は割りとやべーやつだけど、後半はまっとうな人になってしまい、そのへんがスタジオポノック背負ってジブリ以降の日本アニメのど真ん中を背負って立っていくぞ!という米林監督の気概が感じられ、嬉しくもあり寂しくもありという感じでした。
- こんなに反○○の映画だと全然思ってなかった!○○○○○○までするとは。「想定の範囲内じゃ!」じゃねえよw
- 釜爺とマツコ、はい。まあ湯婆婆でも荒地の魔女でもいいんだけども。「ワシも見るのは初めてじゃあ…」もあったね。
- 魔女宅の要素はむしろ全くといっていいほどなかったっすね。黒猫もしゃべらないし。猫使いはまあ安直でしたが、悪くないね。
- 魔法大学、上記の二人以外の登場人物が全員カオナシっていう、あまりの舞台建ての意味のなさはさすがマロ監督!って感じだった(これは褒めているわけではないです)
- 画はまあ完全にジブリそのまま、っていう、まあ「感謝」っていうか、「ジブリもの」。「サンドボックスクラフトサバイバル」みたいなある種のジャンル。
- まじめな田中圭一というか、直接師事したつのがいというか、まあ近藤喜文ができなかったことをマロさんは今後やっていくんだなあと思った。
- 神木くんはまあまあだったけど、そろそろ控えめにしていかないと、貴重な資源ですから
- 佐藤二朗はあんまりよくなかったね…ストーリーは全体的にかなり都合よかったけどフラナガンは相当だね。
- セカオワだけちょっと「格」が落ちる感じ…トイズファクトリー、鶏か卵かわかりませんが。劇伴はまあ、いいんじゃないっすかね。てかマーニーから続投なのね。
- 製作委員会はかなり豪華。庵野もかわんごもありがとうな。
全体的にはもちろんクオリティが高く、おそらく日本映画ではおそらく夏映画で成績トップを取るであろう、それだけの「格」があり、次回作も楽しみ、次はもうちょっと自然体の「人でなし」マロ監督がまた見たいですね。