「人のセックスを笑うな」観てきた

あおゆうがもう、あまりにあおゆう。あおゆうclassic。あおゆうストロングスタイル。メタあおゆう。ポストモダンあおゆう。シュール・レアリズムあおゆう。
完全にあおゆうそのものが主役の映画になってしまっているので「出過ぎ(出番的な意味で)だぞ、自重しろ!」と思わず無双乱舞。
「えっ!セックスシーン!?あおゆうが?!」ってドキドキーなシーンもあったのでドキドキー。でした。笑うなー!
しかしほんとあおゆうが出てきたら「あー、私今邦画を観ているのだな」と実感。マジ出過ぎ。


実日子はしかしやはり反則。画面に出てきた瞬間にいい映画になってしまう奇跡。
ぬくみずの汎用性は異常。


永作は永作力(ぢから)を遺憾なく発揮していただいてたいへん永作でしたけれども役柄としては映画的なエキセントリックさ側に振れすぎてしまっているというか、原作ってもうちょっと常識の範囲内に収まってるキャラクター造形じゃなかったっけ?っていう。
そういう意味で松ケン先生は役柄としても原作と大きな乖離が無くてなおかつ松ケン先生ご自身のテイストも十分に出せている、がそれが映画的に面白いかっていうとそれはどうかな、みたいな
「主演」の二人が演出的に対照的でアンビヴァレントな感じですね。
永作のセックスは割とどうでもいいですが松ケン先生は実際のとこどういうセックスなさるのかしら、とか思ってドキドキー。でした。笑うなー!


あと出てくるファミレスがBIGBOYだったのでだいにっぽんじんだよ!って気持ちになりました。

笑うな (新潮文庫)

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