「ブリッジ」を観た

命をめぐる7つの実話


ゴールデンゲート・ブリッジ、世界最大の自殺の名所。
この美しく巨大な橋でカメラが捉えた心揺さぶる真実の記録。

http://the-bridge-movie.com/

私くらいになってくるともう常時自殺願望というか常在戦場というか、明日いや次の瞬間に死んでも悔いは残したくないね、くらいの勢いで毎日生きてますけども、まぁ人並みに思春期とかそれ以前とかにあー死にてーとかほざいてる時期もありますけども今とりあえず自殺はしないな、というか出来ないな、という無根拠な確信はあって(理由もいくつか想像は出来るけれど)
そんなわけで「選ばなかった」私と「選んだ」彼ら(登場人物たち)との隔絶はとても近くて、限りなく遠い。そこに僅かだけれど、越えがたい距離がある。橋の欄干ほどの。


一部始終をカメラが捉え、水面に至るまでの経緯を周りの人たちから聞いてみても、彼らがなぜ「選んだ」のか、私にはどうしたって理解出来ず、自殺ってーのはつまり究極のコミュニケーションの拒否であって、理解(ワカ)られてたまるかよ、って彼らは思ってんのかも知れないけど、実際見事にワカんないし、正直言ってわかりたくもないなーとは思う。これが成長っていうのか感覚の劣化・退化なのか知りませんけど。