「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」観てきたっす

珍しく初週であり。
いやー。哀しいよー。愚かだよー。愚かで哀しい男の物語。


アタマとシッポを重めにして中盤をバッサリ流すところは作劇として解るし実際この構成で面白いんだけど好みとしてはもうちょっと全編ペース配分してる方が好きかなっていう。
ジョニデはなんか色々間違った鹿賀丈史みたいでいつもよりジョニデ感が薄かったですね。その点周囲に充満してた平日昼間の動員に貢献する奥様方どう思われるかわかりませんが。あと[微グロ注意]だし。
キャストに関してもうちょっと言うとヘレナボナムカーター(3回音読してみよう)正直若干飽きた。まあ宮本信子みたいなもんだよね、ってことでこれは諦めるしかないか。
サシャバロンコーエン(3回音読しなくて良い)はボラットの流れまんまで中々良かったです。出た瞬間キャーって感じになってた後ろの席の人とお友達になりたいね!
中盤の「流してる」シークェンスで一般人大虐殺なとこが完全にギャグになってて笑ったけどいやー、こんだけやってR止まりなんだから映画って、ユルいですよねー。ゲームだったらZ確定どころかコンシューマ無理でしょ。向こうでも珍しく映画ゲー出てないっぽいし。


日々の暮らしの中で目的と手段が曖昧になっていくこと、そしてそのうちに全て忘れてしまうこと、とか、なんともいえず共感を覚えたのでした。