「ボラット」観てきました

全米で予想を超える大ヒットを記録し、その過激な内容で数々の訴訟問題を引き起こし、果ては国際問題にも発展するなど一大センセーションを巻き起こした話題のコメディ・ドキュメンタリー。イギリスの人気コメディアン、サシャ・バロン・コーエン扮する主人公ボラットは、彼のTVショー「Da Ali G Show」の中の人気キャラクターで、カザフスタン国営テレビの看板レポーターという設定。本作ではそのボラットが、“祖国”カザフスタンの発展のためにアメリカの文化を学び、カザフスタン国民へ向けてレポートすると称して、事情を知らない善良なアメリカ市民に突撃取材を敢行、各地で大騒動を巻き起こしていく一部始終がゲリラスタイルの撮影でフィルムに収められていく。バロン・コーエン自身がユダヤ系であることを逆手に取った過激な人種差別ネタからバカバカしい下ネタまで、笑いのためには危険も顧みないコメディアン魂を発揮しつつ、取材される人々の偽善の裏に潜む本音を暴き出して巧妙な文明批評も展開していく。

映画 ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習 - allcinema

んでそのまま流れてボラット見て来たんですけどこれはもうスゲースゲーいいです。ちょう笑った。7人くらいしか入ってませんでしたけどみんなウケてたのでよかった。シモネタと差別ネタがダメな人でなければかなりオススメ。ってだいぶ範囲狭い気もしますが。
しかし見ながら、というか見た後も「どこまでがガチなのか」を考え出すと止まらなくなった。とりあえず骨董屋のシーンとクライマックスのパムとのご対面、あたりは仕込みだろうけど、ホテルのとことか、パーティの奴とか、どこまで…っていう。まぁ調べればわかることなんでしょうけど。少なくとも観てる間はそういう緊迫感というか、当惑みたいなものを楽しむ事は出来る。
さっきダーマン感想でアメリカが云々〜とか書いたけど、遥かに洗練されたやり口で、ボラットがその病理を白日の下に晒している、と言えよう。


なんてね!