「この世界の片隅に」を観てきた

うっ、うっ、うっ、(ふたたび嗚咽)
いやー呉行ったんだよね〜春に

457531188Xこの世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック
この世界の片隅に』製作委員会 .
双葉社 2016-10-26

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原作未読、「マイマイ新子」未見、「あまちゃん」は総集編だけみた、こうの作品は「夕凪の街」「長い道」あたりを刊行当時に読んだけど中身はほとんど忘れちゃったな〜、という感じ。

  • んでまあ、こうの史代ってこういう「うまさ」の塊みたいな作家だったな、と思い出した。
  • 0秒時点で飛び出すのん(本名:能年玲奈)!その時点でなぜか泣ける。風立ちぬ庵野的「ちょっと浮いちゃってる人の声に、本当にちょっと浮いちゃってる人をあてる」方式、まあ成功でしょう。
  • 戦争の話であると同時に自意識の話であり、幼年期の終わりイノセンスの喪失がテーマにある。
  • アイデンティティ(と思っていたもの)を失っても、誰かが自分を見つけてくれること、自分が誰かを見つけること、で新しい「居場所」ができる。
  • 何か失って、何か見つけて、また何か失うかもしれないけど、人生という冒険は続く、ってスタドラい(また言ってる)
  • そしてやっぱりそれはのん(本名:能年玲奈)の物語であり、われわれの物語でもある。
  • すずさんが「生きた」世界と地続きの今を自分は生きていて、明日も、できればあさっても生きていたいって、そんなことを思った。