うっ、うっ、うっ、(ふたたび嗚咽)
いやー呉行ったんだよね〜春に
この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック 『この世界の片隅に』製作委員会 . 双葉社 2016-10-26 by G-Tools |
原作未読、「マイマイ新子」未見、「あまちゃん」は総集編だけみた、こうの作品は「夕凪の街」「長い道」あたりを刊行当時に読んだけど中身はほとんど忘れちゃったな〜、という感じ。
- んでまあ、こうの史代ってこういう「うまさ」の塊みたいな作家だったな、と思い出した。
- 0秒時点で飛び出すのん(本名:能年玲奈)!その時点でなぜか泣ける。風立ちぬ庵野的「ちょっと浮いちゃってる人の声に、本当にちょっと浮いちゃってる人をあてる」方式、まあ成功でしょう。
- 戦争の話であると同時に自意識の話であり、幼年期の終わり、イノセンスの喪失がテーマにある。
- アイデンティティ(と思っていたもの)を失っても、誰かが自分を見つけてくれること、自分が誰かを見つけること、で新しい「居場所」ができる。
- 何か失って、何か見つけて、また何か失うかもしれないけど、人生という冒険は続く、ってスタドラい(また言ってる)
- そしてやっぱりそれはのん(本名:能年玲奈)の物語であり、われわれの物語でもある。
- すずさんが「生きた」世界と地続きの今を自分は生きていて、明日も、できればあさっても生きていたいって、そんなことを思った。