「たまゆら〜卒業写真〜 第3部 憧-あこがれ-」を観た

最高、そして傑作。

B00SWG24DK「たまゆら~卒業写真~」第3部 [Blu-ray]
松竹 2016-01-06

by G-Tools
以前からさんざん書いてきたけれど、作品の中心に父親との死別があり、それだけ「別れ」に特別な感情を持っている楓が主人公ということが
たまゆら」を特別な作品たらしめている…という話ですが。


「どんなさよならにも意味があるって 誰かが歌ってた
 私にはまだわからない ああ これから それを知るために」


この詞を書いた時には真綾はまさか「こんなこと」になるとは思っていなかっただろうし。
(物語上前作で一段落ついたということもあり)画面にこそ登場しなかったものの、予想通りまつらいさんの不在と向き合う一時間だったし、アスミス・tkttの心情たるや…
と思うとそれも泣けたし、まあとにかくずっと泣いてたし、周りで見てた見ず知らずのおっさんたちも号泣し通しだったよね。

  • 順番どおりのまおんたん回。「おめえはそれでいいや」の領域だよね(ほめてます)。ちょっと大人になったね、っていう、まあ普通にいい話。
  • Bは白眉。シリーズ通して一番いいかも知れない。ぽっての心の動きに重ねる演出も丁寧だし、擬似的な父親たる夏目・マエストロの立ち位置も下品でなく。かおたんの心遣いの細やかさも「これこれ、こういうとこがたまゆらだよね」と。
  • ぽっての「本当の気持ち」そして「憧れ」と向き合って、でも「別れ」は怖いよ…っていう、シリーズの「今まで」と「これから」を総括するという意味で、本当によかったなぁ、と。
  • んで予告でついに「アレ」ですよ。一回拭いた涙をもう一度ぬぐうはめになったね。


つくづくいい作品だなあと思ったね。