Wii Fit買って一週間経った

Wiiフィット (「バランスWiiボード」同梱)

Wiiフィット (「バランスWiiボード」同梱)

今のところ毎日欠かさず平均だいたい45分くらい稼働している。
体重はほぼ変わらず〜微減、と言ったところ。まあほぼ負荷はかかってないしこれで劇的にやせるわけはない、ということは理解している。
太ると板に怒られるので食生活に多少気を遣うようになったのもいいようにビッグブラザーに調教されている感じで良い。いい加減年取ってくると怒られるのにもお金を払わなきゃいかん世知辛い世の中です。


意外だったのは現時点でほぼ全トレーニングが出現してしまったこと。残りがあと「ながら」系二つと腕立てチャレンジ、か。「40種類以上のトレーニングが楽しめる!」ってふれこみだけど筋トレ・有酸素運動中心でヨガとかバランスゲームはあまり触ってないので、若干の物足りなさはある。アペンドディスクが欲しいね。


Fitはゲームじゃねぇ!タンメンはねぇ!とか言ってる人がたまにいますけどもホント原典読めじゃないけど一通りやってから喋ってね、って感じで。ものすごくゲームですよバランスゲームに限らず。「計算20」をもって脳トレはゲームである、と断じる向きには大賛成ですが割とそれに近い方向性でもろもろのトレーニングでハイスコアを狙うのが楽しい。しかも音ゲーで言うなら「低難易度でフルコン・高スコアを狙う」系統のデザイン(有酸素運動に多い)と「高難度でとにかくクリアを目指す」(きつめの筋トレとかむずかしいヨガとか)の両系統があるあたりバラエティがあってパッケージとして優秀。


UIとしても脳トレから受け継ぐ測定+トレーニングのサイクルが円熟の域に達している。バランス年齢のどうでも良さは凄いですけどまぁ、BMI/体重の変遷のがダン・ゼン重要ですね。このあたり冒頭のビッグブラザー感というか生活に侵食してきやがる任天堂にされるがままなのに…くやしい…ビクンビクンって感じで(どんな感じだよ)
あと単純にバランスボードっていう巨大なドングル的なものの導入によって随所でチート行為が抑制されるのがガチ度が増してて良い。
好きなトレーニングばっかやってても(なんにしろ運動してれば良いや、って発想なのか知りませんが)別に何も言われないのも押しつけがましくなくて良いですね。



PS2以前のゲームやってて思うのが「これやっててもしゃーないね…」という身も蓋もない。まあゲームなんてやってたって何の意味もないんですけど360というユーザーエクスペリエンス(笑)以降なにかしら形が残る、かつ他者と少しでも共有出来るようなゲームプレイ要素がやっぱりいいよね、という感は強くる一方で実績ないゲームに突っ込む時間っていうのは少なくなる一方で。
んでもって最近のトレンドというか面白かったゲームでフリーローミング・ほぼフリーミッションで且つ投入した時間がなんかしらの形で成長要素とかで残るあるいは実績で残る系のゲーム例えばライアクとかTDUとかアサクリとか(いうても集める系の実績ダルくて開けてないですけど)、あるいは短小軽薄方面でもWiFiコネクションの各種レートとか(元をたどれば東風でしょうが)とかHALO3CoD4の似すぎワロタなマルチ設計であるとか、「どうぶつの森」というゲームそのもの、であるとか。
まとめたら「進め方がわりと自由」「突っ込んだ時間がわりと無駄にならない」。*1
そういう「今」を感じさせるゲーム機との関わり方っていう点でWiiFitは「プレイヤーの体全身」にアクセスして、ぶっちゃければ「痩せさせる」っていうある意味究極の実績を残そうとしてるわけで、だから私はWiiFitは最新のおもしろゲームだと思うし売れるのにも納得するしゲーマーがやっても面白いとおもいました。ほんまMMORPG「現実」のパラメータ調整は神バランスやでぇ〜。

*1:(無駄、っていうのは人生的な意味じゃなくまぁゲーム内で、的な意味)